池江璃花子が急性リンパ性白血病の完全寛解を報告‼「完治」との違いは?

競泳女子の東京五輪代表の池江璃花子さんが自身のインスタグラムを更新し、「移植後5年が経ち、本日完全寛解を迎えました!」と入院中の写真を投稿し、5年前に患った急性リンパ性白血病が完全寛解したことを報告しました。

引用:wikipedia

急性リンパ性白血病とは

急性リンパ性白血病は、正常ならリンパ球(白血球の一種)に成長する細胞ががん化して、短期間のうちに骨髄の正常な細胞を締め出してしまう、生命を脅かす病気のこと。
正常な血球が極端に少なくなるため、発熱、脱力感、蒼白などの症状が現れる場合があります。 通常は、血液検査と骨髄検査が行われます。

急性リンパ性白血病の長期生存率は約80%だそうです。残りの20%のうち、白血病の再発に関係するものがほとんどで、化学療法の合併症による死亡率も2-3%あるとのことです。

完全寛解とは、「完治」との違い

完全寛解とは、治療の結果、がんによる症状や検査での異常が見られなくなり、正常な機能が回復した状態を指します。

がんの治療では、まず完全寛解を目指します。完全寛解に到達しても、体内には微小残存病変(MRD:Minimal Residual Disease)が残存している可能性があるため、治癒(完治)とは異なります。治療を終えてから5年間再発が見られなければ「完治・治癒」と表現されるのが一般的です。

パリ五輪前には

今年2月にインスタグラムで5年前の同日に白血病が発覚したとし、「あと8ヶ月で完全寛解、あと少し、何事もありませんように」と祈る思いを打ち明けていました。
その後の国内選考会を勝ち抜き、前回の東京大会に続いて今夏のパリ五輪に出場し、個人種目では女子100メートルバタフライで準決勝に進出、いずれも第4泳者を務めた混合400メートルメドレーリレーで8位、女子400メートルメドレーリレーで5位に入りました。

病と闘いながらも血のにじむような努力を続け、五輪で結果を残す姿には心を動かされましたね。

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